また、昨今ではペットを家族と考える家庭が増えているなか、「ペットと入れる」ことをウリにしている都市型樹木葬も急増している。しかし、「そこにもトラブルのタネがある」と言うのは、大橋石材店代表でお墓コンサルタントの大橋理宏氏だ。
「飼い主にとっては家族でも、赤の他人から見たらただの動物です。都市型樹木葬は、一定の契約年数が経過すると遺骨が合祀墓に移されて他人の遺骨と一緒にされるケースが多いのですが、ペット可の場合、動物の遺骨も合祀される可能性があることを知らず、“動物が苦手だった故人の永眠する敷地にペットが入っている”と後に気づき、受け入れられない遺族もいます」
埋葬方法や契約に関する事項をよく理解しておかなければならない。
※週刊ポスト2023年11月10日号
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