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【日本経済が抱える“心臓の爆弾”】50年前のシステムを“つぎはぎ”する「全銀システム」の不安 表面化しない障害は日常的に発生

 金融庁はNTTデータに対し、10月27日付で報告徴求命令を出したが、須田氏はこう疑問を投げかける。

「信頼性に疑問符が付いた以上、高コストで陳腐化したシステムを『つぎはぎ』しながら使い続ける理由があるのか。新しいシステムの構築を含め、待ったなしの抜本的な対応が必要です」

 日本経済に大トラブルを招きかねない“心臓の爆弾”を抱えているわけだが、「新システムのために手数料をさらに値上げします」となっては利用者もたまったものではないだろう。

※週刊ポスト2023年11月17・24日号

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