「一度に全部かける」のは行儀が悪いのか
メーカー勤務の20代女性・Bさんは、混ぜた納豆を1パックすべてご飯にのせてから食べたい派。
「どうせ全部食べるんだし、ふりかけと同じ要領です。でも、会社の先輩と地方へ出張に行き、宿泊した翌朝のこと。バイキングにカップ納豆があったので、何気なく習慣で手に取り、混ぜて一度に全部ご飯の上にかけたんです。そうしたら、目の前に座っていた先輩がドン引き。お行儀がどうこうみたいな話をされてしまいました……。
でも、なぜふりかけは一度にかけて良くて納豆がダメなのかと聞いても明確な答えは得られなかったので、その時は無視。でもよく思わない人もいるんだなと知って、それからは一人じゃない時は、誰かの納豆の食べ方を見てから手を出すようにしています」(Bさん)
パックご飯+パック納豆+割り箸で「洗い物ゼロ」
一方で、「全部混ぜる」派の人もいる。IT企業勤務の30代男性・Cさんは、パックご飯にそのまま納豆を全投入。そのままそこでご飯ごと混ぜるのが「お気に入りの食べ方」だという。
「納豆を食べる時は、箸も洗いたくないから割り箸です。パックご飯に納豆を入れたら、そのまま混ぜずに食べる時もありますが、ご飯ごと納豆を混ぜるほうが好きです。全部混ぜて食べたほうが、別々に食べるよりも満足度が高い気がするんですよね。チャーハンを食べているような気分といったらいいのでしょうか。
なんといっても器がパックご飯なので、食べ終えたらそのまま捨てるだけでいいというのは気が楽です」
ご飯と納豆を別々に食べるのか、ご飯に納豆をのせて混ぜないで食べるのか、それともすべて混ぜるのか──。人によって譲れないこだわりがあるようだ。(了)