家庭教師
「いまは受験シーズンなので月30万円ほど稼いでいます」
そう語るのはBさん(46才)。家庭学習を指導した長男と長女が有名校に合格した5年前から、個人的に家庭教師を頼まれるようになった。
「教員経験はないけど、大学で教職課程を学んだことが助けになりました。ありがたいことに依頼は毎年増え、収入も増えています。平日は夜を中心に、休日は昼過ぎから9時間ほど教えています。
教え子が志望校に合格したら10万~20万円の報奨金をもらうこともある。大手の塾などに所属しているわけではないので、自分で自由にスケジュールを組めるのも続けられる理由です」(Bさん・以下同)
個別指導の塾が増えるなか、差別化を図るためにさまざまな試みをしていると話す。
「指導がマニュアル化しないよう、一人ひとりの能力や個性を分析し、受験のため神経質になった親のメンタルケアも行います。家庭教師が成功する秘訣は、家族との信頼関係を築くことなんです」
料理教室
副業で人に教えることができるのは勉強だけではない。
「料理を教えてください」
昔から料理で人をもてなすのが好きだったCさん(43才)はママ友たちからこう頼まれ、コンビニのパートが休みの日や週末に料理教室を開くことになった。
「いまはネットで簡単にレシピの検索ができるので、負けじと手順を簡単にできるよう工夫し、個人レッスンや親子レッスンなど少人数を対象にして客単価を上げています。“こういうものが作りたい”というリクエストは絶対に断らないことも画一的な教室とは違った売りになっているのかな」(Cさん・以下同)