ネット通販の出品管理
あらゆる物事にタイムパフォーマンスという効率化が求められるようになったいま、「誰かの代わりに何かをする」ことも立派な収入源に。
Aさん(47才)は、ネット通販の出品管理などの代行を5年前から行っている。
「リサイクルショップでパートをしているママ友の紹介で始めました。ショップの商品をメルカリなどに出品し、その後の手続きを代行しています。同居する義父の介護があって働きに出られず、在宅でできる仕事だったので引き受けました」(Aさん・以下同)
週に3~4日、家族が寝静まった深夜を中心にスマホに向かいコツコツと作業する。
「お小遣い稼ぎのようなものですが、仕事は仕事。手を抜かないよう注意し、商品画像が映えるようにレイアウトして、説明文にアピールポイントを加えるなどの工夫をしたら落札されやすくなりました。おかげで開始時は月3万円だった儲けがいまは月平均10万円に。稼ぎは全部自分の小遣いにして、ママ友との息抜きのお出かけに使っています」
ネットパトロール
トイレや浴室でも肌身離さずスマホを持ち、常に画面を見つめ続ける──「ネットパトロール」を副業にするのはBさん(33才)。8年ほど前に知り合いの議員から「ネットでの誹謗中傷の調査・報告をしてほしい」と頼まれて業務を始めたと語る。
「誹謗中傷は即座に証拠を残して発信元を追跡する必要があり、24時間体制でネットの書き込みを監視する必要があります。被害者個人が自力でやろうとしても現実的ではありません。
人海戦術の一員として、いまでは人気飲食店やホテル、一般企業、ご当地アイドルまで20件以上の顧客を抱え、月収は多いときで40万円。警察や弁護士が介入する特別な案件は別に手当がつき、これまでにトータルで2500万円ほど稼ぎました。どんな会社がどんなことで人手を必要としているか、それを見つけるのが副業のコツかもしれません」(Bさん)
※女性セブン2023年11月23日号