ラーメン店のカウンターに設置してある箱ティッシュ。食事中に口元や汗を拭ったり、テーブルに飛び散ってしまったスープを拭き取ったりと、なにかと助かるアイテムだ。そんなティッシュの使い方をめぐって、ラーメン好きの間である話題が盛り上がっている。それが使用済みティッシュの“捨て方問題”だ。
「グラスを破棄せざるを得ない」「ティッシュの設置はやめます」
年間100杯以上ラーメンを食べているという、自称ラーメンマニアの男性・Aさん(会社員・30代)は、この話題が盛り上がった経緯を、こう説明する。
「10月にもあるラーメン店の店主が『スープが残っている丼ぶりの中にティッシュをブチ込むのはやめて下さい』とSNSにテキスト投稿したことが話題になりましたが、11月に入ると、今度は別のラーメン店が動画を投稿したが波紋を呼びました。それが『食後に鼻をかんだティッシュをグラスに詰めて帰った客』の様子(モザイク処理済み)を撮影したものです。店舗側はこの客の行為を受けて『ティッシュ置くのやめます』『グラスは洗ってもキツイので捨てました』と宣言しています。
すると、『ティッシュは便利なので設置しておいてほしい』『それがダメならルールを明示しておくべき』と店舗側に辛辣なコメントを寄せるSNSユーザーや、『悪気なく、うつわのなかにティッシュをまとめて入れていた』『ゴミをまとめてグラスに詰めてカウンターに戻してしまっていた』と後悔するユーザーなどさまざまな声が寄せられたのです。そのうえで、ラーメン好きたちは、『では、どのように捨てるのが正解なのか?』と持論を展開していきました」(Aさん)
実際にどのような意見が寄せられているのか。
「たとえば、『使い捨てティッシュを捨てるゴミ箱があればそこに捨てる』、『ゴミ箱がなければ、綺麗なティッシュに使用済みティッシュを包んでカウンターにうつわと一緒に置く』『ゴミ箱が見当たらなければ自分で持ち帰るべき』といった声です。いずれにしても、ラーメン好きたちは店舗に迷惑をかけたいわけではないので、『使用済みティッシュはどう捨てるべきなのか?』を純粋に知りたい気持ちなのでしょう。
ちなみに、ぼくは二郎系のラーメン店によく足を運ぶのですが、ティッシュを使う際には、まず綺麗なティッシュを一枚テーブルに置いて、その上に使用済みティッシュを置く。ゴミ箱がなければ自分で持ち帰る』という自分ルールを設けています」(Aさん)