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結婚相手の条件に「容姿」を重視する女性が増加 婚活女子たちが明かす「推せなきゃ無理」「せめてビジュくらい」の本音

結婚相手として相手に求める条件は十人十色(イメージ)

結婚相手として相手に求める条件は十人十色(イメージ)

「将来、夫になる男性には、家事育児への積極的な参加の姿勢を見せてほしい」──。共働き世帯が8割を占める今、女性たちがこのような気持ちを抱くことは自然の流れかもしれない。そのうえで興味深いことに、いま女性たちが夫になる男性に求めているのは、そうした姿勢に加えて、「容姿」を重視する傾向が浮上してきている点だ。

 2021年に国立社会保障・人口問題研究所が実施した第16回出生動向基本調査(2021年度)によれば、5年前の調査に比べ、夫となる相手に「家事・育児の能力や姿勢」と「容姿」を求める女性が以前よりも増加していることがわかった。

「家事・育児の能力や姿勢」は、1997年調査(1992年はデータなし)の43.6%から最新調査では70.2%へ増加。「容姿」は、1992年調査の67.6%から、今回は81.3%へ増加し、過去最高の数値となった。

 なぜ女性たちのなかで、結婚相手に求める条件として「容姿」を重視する傾向が強まっているのだろうか? 現在、婚活中の女性たちに本音を聞いた。

「推し活」感覚で彼氏やパートナーを推したい

 K-POPアイドルの推し活が趣味で、たびたび“渡韓”しているというサヤカさん(34歳/IT系勤務)は、こう語る。

「普段、アイドルのイケメンを見すぎていて、現実の婚活をしていても、ときめくという感情がまったく湧かないんですよね。両親が古い考え方の人間なので、『いつまでもオタクをして生きていけないよ』『子どもを作らなくても、一緒に生きていく相手を見つけてほしい』と圧力をかけられるんです。この年になると、職場の男性も大学時代の友人も、ちゃんとした男性はほとんど結婚している。

 マッチングアプリも、30代になるとマッチングする人が限られてくるし、マッチしても相手の顔写真を見ると、会う気がなくなっちゃうんですよ。夫婦になって一緒の空間で暮らすなら、せめて自分の好みの容姿で『推せる!』って思う人じゃないと無理ですね。K-POPの推しとの差をやっぱり感じてしまうので……」(サヤカさん)

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