昨今、SNSを中心に話題になっている「おばさん構文」。たとえば、LINEでハートマークやキラキラなどの絵文字を重ねて使ったり、「~よん!」「~だわ!」などの語尾を使ったり、句読点(『、』『。』)をつけたりすると、「おばさん構文」に認定されがちのようだ。
50~60代の女性たちによる“お母さん目線”の文面のほか、かつてギャル文字のメールやデコメールと呼ばれる文字の加工をしていたコギャル世代の女性たちも、こうした“過度に装飾的”な「おばさん構文」を送ってしまう傾向にあると言われる。
しかし、微妙な世代なのが、いわゆる「ゆとり世代」だ。Z世代とコギャル世代のあいだにいる30歳前後の女性たちは、「おばさん構文」が揶揄される風潮について、どのように感じているのだろうか? 実際に彼女たちがLINEで使っている文面を見せてもらった。
絵文字なし、「!」「、、、」を使うタイプ
「LINEは本当に簡素ですよ。絵文字もスタンプも使いません。使うのは『、、、!』ですかね。句読点を打たない代わりに、『、、、』を語尾にしている感じ。ちょっと強調したいときには『!』をつけるくらいです。
絵文字を使っていると頑張っちゃてる感じがしてイタいかな、と思うので、なるべく簡素にしてます。それで、直接会っているときに感じが良いキャラでやってます(笑)。今の若者が『おばさん構文』を揶揄する気持ちは、よくわかりますね」(事務職 Aさん・32歳)