「『おそらく食べすぎで胃と腸が動かなくなっている。まずは胃と腸をからっぽにしよう』と、3日間の絶食を言い渡されました。そして3日間、鍼治療のため先生のところに通いました」
変化を感じたのは2日目の夜のことだ。
「夜、お腹が痛くてトイレに行ったら、腸が芋虫のように波打ちながら、びっくりするほど真っ黒で悪そうな便が出たんです。その途端、羽が生えたみたいにスコーンと体が軽くなって驚きました! 先生からは、『宿便ですね。たまっているとガスとなって体に悪影響を及ぼすから、出さないと体によくないんです』と説明を受けました」
そして、しばらくは炭水化物を抜くよう指示を受けた。
「3か月間、白米、パン、麺類といった炭水化物を抜いた生活を実行したんです。すると、みるみる体調がよくなったので、それ以降、炭水化物を控える生活を続けると、半年で体重が9kgほど減りました。
自然な感じでやせたので、周りの人からは『ファンデーションを明るい色に変えたの?』『顔色がよくなったね』などと褒められるようになり、『食べ物でこんなに体って変わるんだ!』と、食に興味を持ったんです。それで、すぐにマクロビオティックと漢方、薬膳の資格をとりました」
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