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大谷翔平の母はパート勤務、藤井聡太の父は会社員だけど… 「子供が大成功したらどうしたい?」医者や上場企業役員親子が語る金銭感覚

将棋の史上最年少プロ棋士記録を更新し、記者会見する藤井聡太さん(2016年撮影。時事通信フォト)

将棋の史上最年少プロ棋士記録を更新し、記者会見する藤井聡太さん(2016年撮影。時事通信フォト)

 ホビー関係の仕事で成功し、都内の湾岸地区のタワマンで豪奢な生活を送るHさん(40代/男性)は、Aさんとは対照的だ。

「実家で暮らす両親とは頻繁に会っており、関係は良好ですが、毎月決まった額のお金を渡すようなことはありません。要求されたこともなければ、こちらから申し出たこともない。何年か前に一度だけ海外旅行をプレゼントしたぐらいです。父は父で小さな会社をやっているので、“自分の面倒は自分で見る”というプライドがあるのかもしれません」

 外資系金融機関に勤めるNさん(40代/男性)は、独特のやり方で親にお金を“還元“しているという。

「両親の生活費をすべて払うのは不可能ですが、親にはクレジットカードの家族カードを渡し、上限額を設定して、その範囲内で好きなだけ使ってくれと言っています。現金を手渡しするのは気が引けますし、毎月振り込むのも何となくイヤですし、これが良いかなと」

親が見返りを求めても「バチは当たりませんよね?」

 ここまでは子供側の声だったが、親側の意見はどうか。プロサッカー選手を目指す中学生の息子がいるYさん(30代/女性)は、“その日”を楽しみにしている。

「我が家には子供が3人いて、3人ともサッカーをやっていますが、順調なのは長男。現在地元のクラブチームに所属し、大会では良い成績を残しています。土日祭日はすべて練習、さらに平日も月に5日ほど夜間練習があり、送り迎えをするのは私の役目。しょっちゅう大会や練習試合で遠征に出かけ、夏休みや春休みには合宿もあり、長男のサッカーのために時間もお金もたっぷり費やしています。

 子供の夢をサポートするのは親の役目だと思いますが、それが叶って大金を稼げるようになったら、親が見返りを求めてもバチは当たりませんよね? 今からハッキリ『将来は面倒見てね』と言っています(笑)」

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