倒産してからホールに変化はあったのか──。パチンコホールチェーン大手のガイアとそのグループ会社6社が10月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。グループ全体の負債は1800億円に及び、パチンコホール運営企業としては過去最大級の倒産となる。
また、金融業のJトラストは同日、ガイアとの間で同社の再建支援を目的とした基本合意を締結。ホールの営業や従業員の雇用を続けたまま、債権者への弁済を進めていく予定だという。
ガイアが現在、全国で運営している80店舗あまりのホールは、そのまま営業を続けている状態だが、倒産が明らかになったことで、何か変化はあったのだろうか。関東地方の繁華街にあるガイアの常連客だというAさん(40代男性)はこう話す。
「私が通っているガイアは、元々そんなにお客さんが多いホールではなかったんですよね。人気機種であれば、全台お客さんで埋まっているということもありましたが、そうではない機種であれば基本的にガラガラ。おそらく全体の4分の1くらいしか稼働してかなったイメージです。
倒産が発表された後は、明らかにそれまでよりもお客さんは減っていると思います。日によって混んでいるときもありますが、平日の昼間などは本当にガラガラ。お客さんが数人しかいないようなときも珍しくありません」
倒産発表の影響は否めない様子のガイア。しかし、変わらぬものもあったという。
「ガイアは、店舗内が清潔で従業員の接客もものすごく丁寧なんです。倒産発表後もそこはまったく変わりません。正直、たくさんお客さんがくるようなお店に比べると、出玉でサービスをするということはあまりない店舗だという印象ですが、空いていてサービスも行き届いているので、ただ遊ぶだけなら本当に快適。個人的には、今でも楽しく打てています」(Aさん)