ガラガラで営業している店舗の見直しは必至
今後も既存の店舗の営業を続けていく予定だというガイアだが、採算が取れていない店舗については売却や閉店の可能性もあるかもしれない。
「これまでのガイアの自転車操業は大手ホールチェーンの経営としてはあまりにも健全ではなかった。今後は、しっかりと集客の努力をしたうえで、利益を上げていかなければならない。そうなると“ガラガラの店舗”は当然見直しの対象となっていくはずです。
これまで『ガラガラで快適だから』という理由で通っていた常連客にとっては残念なことですが、しっかりと客が集まる店に変わるか、あるいは売却、閉店という形になっていくのでは。
ただ、ガイアの場合、駅前の繁華街に出店しているケースも多く、本来立地的には悪くはないのにお客さんが入っていないホールもあったんですよね。そういったホールについては、“出玉でサービスをする店”にすることで、人気店に変わっていく可能性もあると思います。いずれにしろ、これまでとはまったく異なるスタイルに変わっていくことになるでしょうね」(藤井氏)
ガラガラで快適なホールが好みだという声もあるが、多くのパチンコ・パチスロユーザーにとっては、出玉でサービスしてもらえるほうがありがたいはずであり、ホール経営としてもオーソドックスだ。ガイアも今後は、そんなオーソドックスなホールになっていくのだろうか。(了)