「食事するためにわざわざ遠出」して「不健康」化
キャンプのスタイルは人それぞれ。IT企業勤務の20代男性・Bさんが友人から誘われたキャンプでは、「必要最低限のものしか持っていかない」ことが鉄則だったという。
「友人曰く、キャンプは焚き火を前に、温かい飲み物やお酒を片手にあれこれ話すのもいいし、ソロなら一人の時間を楽しむことが大切とのこと。さらに装備も最低限で、つまみは乾きもの、食事はカップラーメンで十分というのです」
最初は特に異論もなかったBさんだったが、次第に疑問を感じるようになった。
「夜はご飯を食べたらすることもない。ということは、“簡素な食事をするためにわざわざ遠出している”感が否めないようになりました。それで、結局お菓子や酒をダラダラ飲み食いして寝るという……。寝袋できちんと眠れるはずもなく、腰痛になる始末。
移動して不健康なことをしているだけで、安らげず、だんだん億劫になってしまいました。友人はソロキャンプをしているようです。移動すること自体がもう気分転換なんでしょうね」(Bさん)
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