セール品でも「バレなきゃいい」?
IT企業勤務の60代・女性Bさんは、知り合いの小学生低学年の息子にプレゼントする衣類を「セール」で購入したことがある。
「パーカーが欲しいというので、ブランドが展開しているキッズ服のお店に行ったんです。そうしたら結構高いんですね。かといってプレゼントだから量販店で買うのもな……と思っていたら、偶然一部がセールになっていたので、セール品の中から選びました」
Bさんは、「セール品でも新品だし、通常品と同じようにタグを切って包んでくれるし、何も問題ない」という意見だ。
「いずれにせよお金を払っているのはこちらなわけですしね。お得にブランド品を身に着けられるんだから、むしろありがたいと思ってほしいぐらい」(Bさん)
ただのケチ・セコイ人に思われるリスク
商社勤務の30代男性・Cさんは、「別に正規の値段で買わなくてはいけないとは思っていない」し、「贈られても問題ない」と言う。ただし、条件がある。
「結局、関係性という話になってしまいますが、『これセールだったんだよ! すごくない!?』みたいに、贈り物でも割引だったことを明るくネタにし、メリットを感じてもらえるような間柄ならいいのでは。隠していてバレた時には気まずいですし、かといって相手がどう思うのかわからないのに、最初から開き直るのもリスクがある気がします。
そこの感覚が合わないと、ただのケチ・セコイ人になってしまう。あと、交際中か結婚後かでもだいぶ違いますよね」(Cさん)
特別な日に大切な人に贈るプレゼント。贈る物や気持ちが大事といっても、コストの削減をどう捉えるかは難しい問題といえそうだ。(了)