冬の到来とともに、いよいよ身が引き締まるのが大学受験生たち。年が明ければすぐ本番で年末年始は追い込みの時期だが、あまりにがんばりすぎると、逆に集中力が落ちたり、寝不足に陥ったり、体調を崩したりといったことにもなりかねない。
合格にたどり着くための時間管理は人それぞれ。とにかく勉強した人、うまく息抜きをした人など、合格者たちのさまざまな声を紹介しよう。
ひたすら勉強で浪人時に25kg増
Iさん(40代男性/1浪/東工大)の浪人の時の生活はなかなかストイックだった。
「現役時、模試では十分合格圏内だったのに受験日に風邪を引き、見事に不合格。浪人になったのが悔しすぎて1日14~15時間は勉強していました。唯一の息抜きは3度の食事。母親が私の好物ばかり用意してくれ、テレビを見ながらそれを食べることだけが楽しみで、受かった時には25kg太っていました」
Sさん(30代/男性 東大)は1浪で合格。こちらも息抜きらしい息抜きは少なかった。
「毎日予備校に通う生活で、唯一の楽しみは金曜日の授業が終わった後にCDショップに行くこと。好きなCDを1枚買って、それを帰りの電車で聴くのが1週間の楽しみでした。今でもその頃に買ったCDを聴くと、受験生時代のことを思い出します」
次のページ:スマホでの息抜きは危ない