早朝コンビニバイトをして目を覚ます
Uさん(30代男性/1浪/早稲田)は、勉強しながら趣味の腕も磨いたという。
「どうしても勉強する気分にならない時は、ギターばかり弾いていました。ギターなら勉強机に座ったまま弾けますし、アンプを通さなければ音が漏れないので、親にもサボっていることはバレません(笑)。浪人している間にギターがすごく巧くなりましたが、いま思えば、勉強をサボって弾いている分、すごくマジメに練習していたような気がします」
Aさん(20代女性/現役/一橋)のやり方は、なかなかマネしにくいものかもしれない。
「受験の時は、あえてバイトをしていました。コンビニで早朝のシフトに入るとイイ感じに目が冴えるので、バイトをして目を覚ましてから勉強していたんです」
世の中にはモンスターもいる。誰もが知る超進学校に通ったTさん(40代男性/現役/立教)は言う。
「私の母校は毎年東大合格者数ランキングの上位に入る高校でしたが、成績上位の子はわざわざ受験用の勉強なんてしていませんでした。高2の時に高3の東大模試を受けて成績優秀者に名前が乗る天才もいて、東大だろうが京大だろうが合格は確実。高3の夏休みに短期留学したり、受験の前日に麻雀をやったり、好き放題やっていました。それでも余裕で東大に受かる奴らを見ると、持って生まれた能力の差を感じましたが、きっと陰で努力はしていたんでしょうね……」
上手に息抜きできる人が集中して勉強すると、成果も上がりやすいということかもしれない?(了)