消耗品はなくなったら買いに行くのが一番
落とし穴は在庫を抱えるだけではない。飲食店勤務の20代男性・Bさんは、自らを「まとめ買いに向いていない人」だと苦笑する。
「食器洗い洗剤やティッシュ、トイレットペーパー、ビニール袋など、大量にストックしていました。たくさんあるので、ついつい気が大きくなってしまい、必要以上に使ってしまいがちなんですよね。たっぷり使ってしまうので、いつもの2倍速くらいのスピードで消費してしまいます。結果的にまとめ買いした分、損してしまったんじゃないかと気づきました」
まとめ買いする「量」に問題があったと思ったBさん。定期的に日用品を送ってくれるうえに、割引が適用されるネット通販に切り替えた。
「2か月に1度のペースで洗剤やティッシュなどをまとめ買いすることにしました。これならば安心だと思っていましたが、使い切れないうちに次の配達が来てしまうという落とし穴が……。それで次は、消費ペースを調整したのですが、今度は配達される前に使い切ってしまい、近所に買いに行ったこともありました。配達ペースに合わせるために、自由に消費できないことに疲れてしまいました。私にとって、消耗品はなくなったら買いに行くようにするのが一番だと思いました」(Bさん)
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