藤川里絵「さあ、投資を始めよう!」

【史上最高値を更新】新NISAの成長投資枠でインド株投資 “サテライト資産”として検討したい注目の投資信託3選

成長投資枠でインド株を買うなら

 新NISAでは、世界中の株式に分散投資をする通称オルカン(eMAXIS Slim オールカントリー)1本で積立投資をしようと考えている人は多いと思います。わたしもそのつもりでいますが、今後10年、20年を考えると、インドの成長を無視するのはもったいない気もします。オルカンの中のインド株比率はたった1.4%なので、20年先にインドが世界有数の経済大国になっていた場合には、大きな機会損失となります。

 そこで、コアサテライト戦略のサテライト資産として、インド株投信を加える戦略も検討の余地ありです。

 成長投資枠で買えるインド関連の投信は全部で32本あります。その中で信託報酬が低いインデックス投信で、純資産額が100億円以上の注目投信は以下のふたつです。

【iFreeNEXT インド株インデックス】
…Nifty 50 Indexに連動。Nifty 50 Indexはインドナショナル証券取引所に上場する銘柄のうち、時価総額・流動性・浮動株比率等の基準を用いて選定された50企業で構成。
・信託報酬0.47%、純資産額531億円

【SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・F「愛称:サクッとインド株式」】
…S&P BSE SENSEXインデックスに連動。S&P BSE SENSEXインデックスは、インドのボンベイ証券取引所における株価指数。同証券取引所に上場する銘柄のうち、流動性や取引規模などに基づき選定された、30の株式から構成。
・信託報酬0.46%、純資産額156億円

 大手ネット証券では、SBI証券はどちらも取り扱っていますが、楽天証券、マネックス証券は、iFreeNEXT インド株インデックスのみの取り扱いなので注意ください。

 もう少しリスクを取ってチャレンジできるなら、インドのインフラ関連株に投資をする「HSBC インド・インフラ株式オープン」もおもしろいと思います。国が成長していく過程では、インフラ(道路、鉄道、港湾、空港、灌漑、電力、通信、公共住宅など経済発展のために不可欠な社会基盤)は急拡大します。その波に乗るための投資信託です。

 信託報酬は1.76%。新興国のアクティブ投信としてはお安いほうです。設定されたのは2009年で、10年間の平均年率リターンは14.55%立派な成績です。こちらは、SBI証券、楽天証券、マネックス証券すべてで取り扱っています。

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