化粧品や医薬品、日用品、飲料・食料品など幅広くそろうドラッグストア。割安で購入できるものもあり、日常的に利用する人も少なくないだろうが、中には迷惑な客もいるようだ。ドラッグストア勤務経験者が、これまで実際に遭遇してきた迷惑客について明かしてくれた。
テスターでフルメイク、スキンケアも
長らくドラッグストアで働いていた30代女性・Aさんは、化粧品の使用感や香りなどを確かめるテスターで「メイク」する人たちの多さを挙げる。
「“試す”のではなく、明らかなメイク直しや、メイクをする目的で使っていく人が本当に多い。フルメイクしていく人もけっこういましたよ。ファンデーション、眉、アイメイクなどに始まり、口紅も塗っていくという……。
テスターでフルメイクするのは学生が多かった印象ですが、ノーメイクで来てメイクしていく大人の女性もちらほらいました。コロナ禍では、そうしたテスターの使用は基本的に廃止されたのですが、今はまた少しずつ戻っているようです」
メイクだけでなく、スキンケアや日焼け止めでも驚きの行動に出る人たちがいるようだ。
「近所に住んでいる人だと思うんですが、夏になると、おそらくこれから外出なんだろうなという女性が液体の日焼け止めを塗りたくったうえに、スプレータイプで髪の毛にもかけて出ていったり、冬はハンドクリームを毎日のように使っていく人などがいます。
さらには店内でスキンケアする人も。店内でメイクを落としたり、ほぼ毎夜、テスターでスキンケアをしていく学生風の女性もいました」(Aさん)