旅先などでの楽しみといえば、大浴場での入浴もその一つ。手足を伸ばして心身ともにくつろげる癒しのひとときだが、他の利用者の予想外の行為を目撃して、困惑してしまうこともあるようだ。大浴場で“さすがにこれは、マナー違反でしょ?”という光景を目撃した人たちに、話を聞いた。
おむつをした子供が湯船に!?
広告代理店勤務の20代女性・Aさんは、温泉巡りが趣味。ある温泉地で“おむつ”をした子供を湯船に浸からせている親を目撃し、「自分の体を洗う手を止めて、思わずガン見してしまった」と明かす。
「有名温泉地の大浴場だったのですが、おむつで入っている子を初めて見たので、本当にびっくりしました。おむつ、というアイテムもそうですが、そもそもタオルだってお湯につけないのがマナーなのに、と違和感でぎょっとしたんです。外国の方のようでしたね。
ただ、私が知らなかっただけだったんですが、他の人に話を聞くと、お湯というか水につけていい水遊び用おむつとのことでした。便利なものがあるんだなと感心する一方で、そうはいっても、排泄物がついている可能性もあるおむつを着けた子と同じ湯に浸かるというのは、複雑な気持ちがしました……」
Aさんは「こちらが見慣れるかどうかという問題なのかも」と理解を示すが、「モヤモヤするところは残る」と言う。
「お互い過ごしやすくするためにも、“ここはおむつを履いた子がいる可能性がある”という認識を私のほうも持たないといけないなあと思いました。一方で、子供がいる知り合い何人かに聞いてみたら、そもそも施設によっておむつが取れていない子の入浴がOKかNGか分かれていて、なかにはおむつNGなのに、勝手におむつで湯に入れてしまう親もいるんだとか」(Aさん)