【ポイント3】成長投資枠では「バリュー株」に注目。個別株で大化けを狙うのも選択肢
まだ現役世代だったり、投資資金に余裕があったりしてリスクが取れる人は、個別株も選択肢になる。
「内部留保を増配などで投資家に還元する動きが高まり、割安だった高配当の大型バリュー(割安)株に海外投資家の注目も集まっています」(戸松氏)
金利上昇機運が高まり、金融業界には追い風が吹いているという。
「三菱UFJフィナンシャル・グループなどの大手行に加え、地銀にも注目銘柄があります。SOMPOホールディングスなどの保険業界も金利上昇がプラスになっています」
そう語る戸松氏が、金融業界以外にも成長期待が持てる銘柄を紹介してくれた。
「独自の強みで圧倒的シェアを持つ企業は要注目。世の中のあらゆる情報を“見える化”するプラスアルファ・コンサルティングは収益性と安定性、成長性を兼ね備える。介護業界最大の商談型展示会事業者で介護事業のM&A仲介でも業界一の実績を持つブティックスも有望です」(戸松氏)
※週刊ポスト2024年1月12・19日号