2023年9月、Apple StoreでiPhone 13 miniが販売終了し、iPhoneのコンパクトモデルが姿を消した。以降、miniモデルはiPhone 14、15でも発売されず、後継モデルの登場が期待しにくい状況だ。
そうした中、コンパクトサイズのスマホを好む人にとっては、今後の買い替えをどうすべきかが悩みの種になっている。実際に機種変更した人の中には、miniモデルに比べてサイズや重さが変わった新しい機種に馴染めず、迷走中の人たちもいるようだ。
iPhone 13 miniが一番使いやすかった
メーカー勤務の30代男性・Aさんは、約2年前に買ったiPhone 13 miniのサイズ感に惚れ込んでいた。
「今のスマホは大きすぎてどうも“携帯”に不向き。コンパクトなiPhone 13 miniはポケットにもすんなり入るし、片手持ちでもストレスなく操作できて、とにかくサイズ感が最高。個人的には今まで使ってきたスマホの中で、iPhone 13 miniが一番使いやすかったです」
iPhone 13 miniを高く評価するAさんだが、不満がなかったわけではない。サイズはそのままで性能アップするのが理想的だが、miniの後継モデルが期待できない今、その願いはかなわない。だからこそ、Aさんは乗り換えで迷走してしまった。
「iPhone 13 miniのバッテリー容量には不満を感じるようになりましたが、後継モデルがない。でも、もう潮時なのかと思ってiPhone 14に乗り換えたんです。ただ、そのうち慣れると思っていたのですが、やっぱり持ちにくいし重いうえにiPhone 13 miniから進化した実感が得られず、3日で嫌気が差しました」(Aさん)