日々進化していくコンビニスイーツ。そのなかでも、長きにわたって定番商品として人気となっているのが、クリームたい焼きだ。コンビニ事情に詳しいライターの小浦大生氏はこう話す。
「コンビニのクリームたい焼きは各社によって個性がありますが、“もちっとした生地”にカスタードクリームが入っていてるものが定番です。またコンビニスイーツでは、専門店のたい焼きのサクッとした薄皮の食感やホクホク感を再現するのは難しいということもあり、冷やして食べるタイプのクリームたい焼きが基本です」
そこで、マネーポストWEBの庶民派グルメ担当記者・Aが、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートのクリームたい焼きを実食して、その特徴を比較する。
たい焼き独特な香ばしさを再現するセブン-イレブン
今回記者Aが実食したのは、セブン-イレブン『もちっとたい焼きカスタードクリーム』(159円)、ローソン『もっちりとした白いたい焼き カスタード』(151円)、ファミリーマート『クリームたい焼きカスタード』(160円)、『クリームたい焼きチョコ』(178円)の4種類。
まずは、セブン-イレブン『もちっとたい焼きカスタードクリーム』。カロリーは208kcal、実測した重量は90gだった。
「生地のもっちり感がすごいですね。単純に水分量も多く、冷蔵庫で冷やしていると、袋の中でしっとり濡れたような状態になっていました。ひと口かじると、とにかく柔らかい。生地のエアリー感はあまり感じませんでした」(記者A・以下同)
カスタードクリームはどうだろうか。
「クリームもどちらかというと水分が多めに感じました。ドロッとした感じで、もちもち感が強い生地とよく合って、口の中でとろける印象です。甘さもしっかりめですね」
通常のたい焼きとはまったく異なる味わいと言えるセブン-イレブン『もちっとたい焼きカスタードクリーム』。しかし、たい焼きの風味はしっかりあったという。
「焼き立てのたい焼きの独特な香ばしい風味がしっかりあるのは、驚きでした。食感はとても柔らかいのに、普通のたい焼きのサクッとした生地の香りだけが再現されている。不思議な感じでした」