ここで紹介した用品や事例はあくまでも一例で、価格も大手ホームセンターの店頭価格です。またネット上には、車中泊のアイデアが多く発信されていますから参考にしてください。
安易に現地に向かうのは慎むべき
ガソリン車などのエンジン車やBEV(電気自動車)は、各種インフラが復旧するまでは足として使うことに制限があります。同時に1月中旬においてもまだ2万人ほどの避難者がいて、現地では先行きがまだ見通せない状況です。本来ならばインフラの整った二次避難所への避難が体調を取り戻し、災害関連死を防ぐことにもなります。
しかし、地方においては濃密なコミュニティや愛着のある土地から離れることが、むしろ体調を崩す要因になることもあり、簡単に割り切れるものではありません。まだまだ車中泊で頑張らざるを得ない方々は、体調に十分にご留意いただきたいと切に願うのみです。
なお、連日の報道から被災地での人手不足に心を痛めている方々も多いと思います。しかし、ルートもまだ満足に復旧していませんし、ボランティアの受け入れ体制も十分に整っていない状況です。「安易に現地へ向かうこと」は厳に慎むべきです。当然ながら不慣れな人が現地で問題を起こしても、対応できませんし、それは迷惑なだけです。