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【定年後の再就職】シニアだからこそ注意したい履歴書の書き方「表彰歴などのアピールは入れない」「謙虚すぎるのもマイナス」

シニアが再就職する際は履歴書の書き方にも注意点がある(イメージ)

シニアが再就職する際は履歴書の書き方にも注意点がある(イメージ)

 人生100年時代を迎えたいま、60才はおろか、70才を過ぎてからもバリバリ働くことは、珍しいことではなくなった。昨年発表された総務省の調べによると、65才以上の就業者数は912万人と過去最多を更新。19年連続の増加で、その数は10年前の約1.5倍にものぼる。

 高齢者の就業率が右肩上がりのいま、シニア向け求人は多数あるが、だからこそ選び方を間違えると“働き損”にもなりかねない。

 経験豊富なシニアは職場の即戦力。あえて正社員にこだわる必要はない。だが「高齢だし非正規なら、そこまできつい業務ではないはず……」と考えるのは甘い。社会保険労務士の井戸美枝さんが言う。

「無事に再就職できても、事務員だと思っていたら外回りの営業にされ、想像よりずっとハードだったという声も少なくありません。“高齢だから配慮してもらえて当然”と思うのは大きな間違いです」

 50才以上に特化した求人を取り扱うシニアジョブ代表の中島康恵さんが語る。

「少しでもいい条件で再就職するために資格を取る」という人も多いが、役に立つかどうかは疑問が残る。

「定年後に資格を取ったところで、その資格にかかわる実務経験がなければ評価されません。シニアの就職は資格よりも、それまでの“経験”こそが武器になるのです」(中島さん・以下同)

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