「1g銀賞品」を導入で東京のパチンコ店も「500円単位」に
しかし、この状況も今年の4月以降は解消されそうだ。
東京都遊技業協同組合は2023年9月27日に行われた定例理事会で、「1g銀賞品」を導入することを報告している。この「1g銀賞品」は500円で流通され、2024年4月に都内のパチンコ・パチスロ店で導入される予定だ。
「2000円単位から、1000円単位を超えて500円単位になることで、都内の“余り玉問題”はひとまず解消されると思います。これまでは、都内のパチンコファンでも、1000円単位の交換である東京都内の店舗を避けて、500円単位の他県に遠征するユーザーも少なくなかったと言われています。今回500円単位になることで、都内で打ちやすくなるのは間違いないです。
また、最近はパチンコ玉を使わない『スマパチ』やメダルを使わない『スマスロ』も増えていて、獲得した出玉数をユーザーが把握しながら遊技しやすくなっています。その店の“交換率”を知っていれば、余り玉を少なく抑えるように、遊技を止めるタイミングを見計らうこともできる。そのお店の非会員のユーザーも遊びやすくなってきています」(藤井氏)
もちろん今後も金相場の推移に伴い、TUCで扱う特殊景品の買取価格が改定される可能性はある。しかし500円の「1g銀賞品」が導入されれば、金地金の価格に関係なく、500円刻みの交換が可能になる。ひとまず、都内のパチンコユーザーたちは余り玉をそこまで気にせず、パチンコ・パチスロを楽しめるようになりそうだ。(了)