スマホユーザーに人気のカジュアルゲーム。長く愛されるタイトルも多く、たとえばLINEが提供するシンプルなパズルゲーム『LINE:ディズニー ツムツム』は、今年で10周年を迎える。また、同じくLINEのパズルゲーム『LINEポコポコ』も今年で10周年だ。さらに、MIXIの『モンスターストライク』は今年で11周年、ガンホーの『パズル&ドラゴン』は今年で12周年となる。
一方で、2021年にNintendo Switch版として配信された『スイカゲーム』は、2023年にゲーム実況動画をきっかけに人気が爆発。2024年1月1日にはiOS版が登場し、こちらも大人気となっている。
これらのカジュアルゲームの魅力は、パズルやアクションを基本としたシンプルなゲーム性と、ステージクリアの達成感。短時間で遊べることもあり、暇な時間を見つけては、ついついプレイしてしまうというユーザーも多いはずだ。
都内に住む会社員のAさん(30代男性)は、こう話す。
「私はパズドラを10年ほどやり続けています。通勤電車ではずっとやっていますし、仕事中や出先でも休憩中や移動時間、スキマ時間などに一瞬だけパズドラをプレイします。家でも、暇を見つけてはプレイしていますね。とにかく“やることがなくなったタイミング”があれば、まずはパズドラ。完全に生活の中に溶け込んでいます」
『スイカゲーム』は有料だが、そのほかのカジュアルゲームでは基本無料で、アイテムや広告非表示が有料提供されているケースが多い。
「私は基本的に無課金でプレイしています。たまにどうしてもプレイしたいけど、スタミナが無くなってしまったときに、魔法石を購入することがあるくらいです。『強くなるために課金も辞さない!』というのではなく、適度に1人で遊んでいるという感じでしょうか。生活の中にある息抜きなので、あまりお金をかけたくないというスタンスです」(Aさん)
『パズドラ』や『ツムツム』は、プレイするために“スタミナ”や“ハート”などが必要で、それらがなくなったらプレイできない。もちろんここで課金することで、プレイ可能となるが、Aさんのような“基本は無課金”のユーザーは、“スタミナ”や“ハート”がなくなったときが、プレイのやめ時となっているわけだ。