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檀家制度全廃、郵送で納骨、葬儀や戒名料金を定額化… 埼玉県の異色の住職が手掛けるお寺の大改革、目指すは「お寺のコンビニ化」

橋本住職が考えたのが、納骨の手間を極限まで省いた「送骨」のサービス

橋本住職が考えたのが、納骨の手間を極限まで省いた「送骨」のサービス

供養墓の安置は1年1万円で計算

 そこで橋本住職が考えたのが、納骨の手間を極限まで省いた「送骨」のサービスだ。通夜・葬儀を省略した直葬や炉前葬などを選ぶ人が増える流れを踏まえての考えだった。

「都市部ではお墓を持たない人が増えています。火葬したお骨の納め場所に悩む人も増えているはず。問い合わせも複数あったので、ゆうパックなどでお骨を送ってもらい、こちらで供養、納骨する『送骨』を始めたのです。費用は3万円です」(橋本住職)

供養料3万円と、3000円の送骨セット費、合計3万3000円を振り込めば、後日お骨の発送に必要となる段ボールなどのセットが送られてくる

供養料3万円と、3000円の送骨セット費、合計3万3000円を振り込めば、後日お骨の発送に必要となる段ボールなどのセットが送られてくる

「送骨」は問い合わせから契約まで、ネット・電話で済ませられる。供養料3万円と、3000円の送骨セット費、合計3万3000円を振り込めば、後日お骨の発送に必要となる段ボールなどのセットが送られてくる。そこに骨壷を納めて送り返せば完了だ。

 供養が終わったお骨は、一定期間供養墓に安置され、数年後に合祀墓へ移される。

「もっと長期間、供養墓に置いておきたいという方もいらっしゃいます。そうした方には、10年コース、20年コース、33年コースを用意しています。料金は1年1万円の計算で、33年なら33万円。『送骨』を始めて、今年で8年目ですが、これまで600~700霊ほどをお預かりしています」(橋本住職)

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