自分の異変にすぐさま気づいてくれるものほど心強い存在はない。ひと昔前、自分を助けてくれるのは「人」しかいなかったが、いまやデジタル機器がその役割をも担ってくれるというのだ。女優・秋川リサ(71才)も、タブレット端末の機能に命を救われた一人だ。
とっさにiPadに呼び掛け救急車を呼んでもらう
「Hey Siri(シリ)!」。とっさに口にしたその言葉が、秋川の命を救った。2月8日、『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した秋川は、昨年1月に自宅から救急搬送されるまでの一部始終を明かした。
「体調を崩して療養していた秋川さんは、ある日突然、左手が上がらないことに気づいたそうです。『これは変だ』と感じたときには、自力で電話をかけて助けを呼べる状態ではなかった。そこで普段から使っているタブレット端末のiPadに『ヘイ、シリ! 救急車を呼んで』と呼びかけた。
すぐに救急搬送されましたが、実は彼女を襲ったのは脳梗塞でした。迅速な対応がなければ、左半身まひの可能性もあったそうですが、後遺症もなく回復。1か月ほどで退院できたそうです」(テレビ局関係者)
15才でモデルとしてデビューし、女優としても活躍する秋川。シングルマザーとして2人の子供を育て上げ、その後は7年もの間、母親の介護に取り組み、その経験を綴った著書は大きな話題を呼んだ。
「2016年にお母様を看取った後は、ひとり暮らしをしながら若い人たちとの交流を多く持ち、スマホやiPadの使い方を学んでいるそうです。昨年倒れたときも、手元にiPadがあったおかげで、すぐに救急車を呼ぶことができたといいます」(芸能関係者)