SNSでの個人間チケット取引は危険
【事例】
明日のプロ野球日本シリーズがどうしても見たくなり、SNSで「チケットほしい」と呟くと、「1万9000円で譲ります」との書き込みが。相手からメールで「コンビニのプリペイド型電子マネーで送金すれば、チケットは郵便局に局留めで送る」とのこと。急いでコンビニに走り、相手の「お客さま番号」と「確認番号」を入力して送金。翌朝、入金確認のため相手にメールを送ったら、ブロックされて連絡不能に! チケットも入手できずお金も取られるなんて許せない!(20代・女性)
【解説】
「局留めでチケットが届いていないかを郵便局に確認し、電子マネーの会社に連絡して振込額を相手が使っていないか、まだであれば返金について相談するように助言しました。すでに使われた場合は、警察に届け出るしかありません。個人間のチケット売買は危険。公式のリセールサイトを利用しましょう」
【プロフィール】
丹羽典明(にわ・のりあき)/消費生活アドバイザー、消費生活相談員資格(国家資格)保有。NACS東日本支部副支部長。消費生活センターにて年間約400件超のトラブル相談に対応するエキスパート。
※女性セブン2024年3月14日号