日経平均株価が4万円の大台を突破するなか、新NISA(少額投資非課税制度)の影響もあって投資熱が高まっている日本。そうしたなか、多くの投資家の中で「海外を投資対象としたインデックスファンド」への長期投資に注目が集まっている。
では「海外のインデックスファンドへの長期投資でほったらかし」という戦略で新NISAを活用するなら、どんな商品が選択肢になるのか。
投資のプロが選んだ「信託報酬(毎年かかる運用コスト)が安く、コスパが良い、海外に投資できるインデックスファンド」を別掲の表にまとめた。注目度が高い「全世界株(MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス)」「日本を除く先進国株(MSCIコクサイ・インデックス)」「S&P500」「NASDAQ」の4つのインデックスに連動した商品は市場に複数存在するが、表中で目を引くのが、そのほとんどが信託報酬0.1%未満となるeMAXISシリーズだ。
消費生活アドバイザーでファイナンシャルプランナーの丸山晴美氏が言う。
「eMAXISシリーズは運用コストが低いことで定評があります。全世界の株価指数に連動した投資成果を目指すeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)はその一つで、ほかにも『S&P500』『MSCIコクサイ』に連動する商品もあります」
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