ここで丸山氏が挙げた投資信託(ファンド)は、いずれも新NISAの「つみたて投資枠」で購入できる282本(2月末時点)に含まれている。同枠の場合、一度手続きをしてしまえば、原則として毎月自動的に投資が続けられる。
ただ、「成長投資枠」でしか買えないファンドにも注目したい商品はある。
「たとえばステート・ストリート・グローバル株式インデックス・オープンは、現時点で成長投資枠(販売会社はauカブコム証券と松井証券の2社)のみで投資できるファンドですが、『MSCIコクサイ』に連動する投資信託のなかでは最もコストが安い」(ファイナンシャルプランナーの深野康彦氏)
今後の成長に期待する観点では、新興国の株価指数に連動するファンドに投資するのも手だ。丸山氏が語る。
「iFree新興国株式インデックスは、中国やインド、ブラジルなど、運用会社が厳選した新興国の株式によって構成される指数への連動を目指します。リスクをコントロールしながら、先進国の株式より高い成長が期待できます」
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