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【人生100年時代】“美容”は自分自身でQOLを高めていけれる領域、介護分野でもコミュニケーションツールとして効果を発揮

100年美容の最新事情

100年美容の最新事情

 最初はシミ取り、続いてヒアルロン酸やボトックスの注入――施術を受けるたびに彼女の外見は劇的に変わり、それに比例するようにして内面もみるみる明るくなっていった。

「施術を受けたことがモチベーションになって本人は人生に前向きになり、最後には海外旅行に出かけて登山までできるようになった。

 ほかにも、骨折して歩けなくなり、認知症の初期症状が出ていた女性が肌のレーザー治療を受けてその劇的な変化に大いに感激し、頭もはっきりして歩けるまでに回復したり、義母の介護に疲れ切っていた女性がヒアルロン酸の注入によって自己肯定感を取り戻し、介護の日々を乗り切ることができたなど、美容に力を入れることによって心身ともに健康になった例は枚挙に暇がありません。

 近年、医療の世界では『QOL(生活の質)を上げる』ことが重要視されていますが、その中でも美容分野は医師主体ではなく、患者さん一人ひとりが自分自身で“なりたい姿”に向かってQOLを高めていける数少ない領域の1つだと思っています。

 高齢社会が進むなか、美容を介し多くの人が自分の力で生活の質を上げられる意義は、とても大きいと言えるでしょう」

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