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【日本株週間見通し】半導体株下落もバリュー銘柄はしっかり 今週は日銀会合で乱高下の地合い

 一方、植田日銀総裁は、審議委員時代の2000年にゼロ金利政策の解除に対して反対票を投じた過去がある。あくまでも日銀会合は多数決での決定のため、日銀総裁の一存で決定することはないが、個人消費の伸び悩みに対して慎重な発言をした植田日銀総裁は、今回の会合は「マイナス金利の解除を議論する場」とし、4月会合で決定したいのではないかと推測する。3月会合と4月会合(25-26日)の間には、4月1日に日銀短観「3月概要及び要旨」、2日に日銀短観「3月調査全容」、4日に4月の地域経済報告が発表されるため、こうしたデータを確認してから4月会合にて「満を持してマイナス金利廃止」という流れも想定しておきたい。どちらにせよ、日銀会合の結果が伝わる19日日中は、先物市場、為替市場を中心に乱高下となる公算が大きく、ボラタイルな相場付きとなるのは必至だ。

 今週にかけて、国内は、18日に1月機械受注、19日に日本銀行政策金利、1月鉱工業生産(確報値)、21日に2月貿易収支、22日に2月消費者物価指数などが予定されている。

 海外では、18日に中・2月小売売上高、鉱工業生産指数、19日に豪・中銀政策金利、独・3月ZEW景況感指数、欧・3月ユーロ圏ZEW景況感指数、米・2月住宅着工件数、20日に中・ローンプライムレート、英・2月CPI、RPI、PPI、米・週次石油在庫統計、FRB政策金利、21日にNZ・第4四半期実質GDP、豪・2月雇用統計、仏・3月製造業PMI、サービス業PMI、スイス・中銀政策金利、欧・3月ユーロ圏製造業PMI(速報値)、サービス業PMI(速報値)、トルコ・中銀政策金利、英・英中銀政策金利、米・週次新規失業保険申請件数、第4四半期経常収支、3月フィラデルフィア連銀景況指数、3月製造業PMI(速報値)、サービス業PMI(速報値)、コンポジットPMI(速報値)、2月景気先行指数、中古住宅販売件数、22日に英・2月小売売上高などが予定されている。

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