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【薄れゆく法事文化】子供世代から「親の代で終わり」の声も 「親族が集まるただの宴会」「高齢者の負担が大きい」

年忌法要の時期

年忌法要の時期

「もう終わりにしたい」という本音

 IT企業勤務の30代女性・Bさんは、両親の代わりに、法事の主催と参列を経験したことがあるが、法事そのものが時代に合ってないと感じたという。

「正直みんな忙しいし、わざわざ集まらなくても、故人を思う気持ちがあれば十分な気がします。主催側と参列側のどちらもお金だけでなく時間の負担も大きいうえ、気も遣う。しかも主催となると、御布施、卒塔婆、供花・供物など負担はかなりのもの。亡くなっている人にお金をかける余裕はないのが本音です。正直、親の世代で法事は終わりにしたいです」

 さらに、Bさんは夫の祖父の法事に参加する予定だが、「会ったこともないのに……」とボヤく。

「夫の親族はみんな仲が良いので、いつも思い出話や近況で盛り上がるんですけど、私にはわからない話なので、居場所がないんですよね。今回、七回忌らしいんですけど、私まで行く必要があるんでしょうか」(Bさん)

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