食料品から日用品まで、国民の生活を支えるコンビニチェーン。各社それぞれ強みや特徴があるが、昨今はファミリーマートが存在感を示している。
ファミリーマートの2024年2月期第3四半期決算資料によると、2023年11月時点で、既存店客数は21か月連続での前年超えを達成。また、日商も27か月連続での前年超えとなっている。店舗数は前年同期比で77店舗減だったが、収益性の高い店舗に売上を集中させるなどの独自戦略が奏功していることが見て取れる。
少し前にはファミリーマートの「ラインソックス」が流行し、大きな注目を集めたが、ファミリーマート好きの消費者たちに話を聞くと、それ以外にも、他のコンビニにはない魅力が多くあるという。
サイレント減量どころか増量や値下げキャンペーンも
川口市在住の男性・Aさん(33歳/建設業)は、弁当類の量に注目していた。
「お弁当やパスタ、丼ものなど、いまはどこのコンビニでも値段はそのままで中身を減らす“サイレント減量”が行われていたりして、世知辛さを感じています。でもファミマは、むしろ増量のキャンペーンを定期的にやっている。今では他のコンビニでも増量キャンペーンをやることがありますが、やっぱりファミマがやったときのインパクトは大きい。
“ファミチキ”をはじめ、がっつり食べられるホットスナック類も豊富。働き盛り世代のお腹を満たしてくれます(笑)。ちなみに定期的に中華まんやおにぎりの値下げをしてくれるところにも魅力を感じています」(Aさん)