「新NISAは一刻も早く始めなければ…」　芸人・FP・1児の母であるフルマユコさんが証券会社時代の“苦い思い出”から学んだ投資の鉄則

オルカンだとアメリカ株の比重が高い

　狙っているのはやはり、インデックスファンドだと話す。

「特に日本と先進国の株と債券に半分ずつ投資できる『ニッセイ・インデックスバランスファンド』は、為替リスクも抑えられ、初心者にもおすすめできるのではないでしょうか。

　さらに株式に比重を置くなら、私は人気のオルカン（eMAXIS Slim 全世界株式、オール・カントリー）よりも『3地域均等型』の『全世界株式ファンド』を買おうと思います。オルカンだとアメリカ株の比重が少し高いように思うので、リスク回避のためにもそれ以外の地域にも投資しておきたい。インドは特に積極的に入れていきたいです」

　証券会社での勤務経験を生かし、成長投資枠での個別株投資も計画中だ。

「イオンやタカラトミー、昨年7月の株式分割で購入しやすくなったNTTなどを検討中です。優待狙いなら、ライオンや日本製紙もいい。

　投資額は月々1万円で、つみたて投資枠と成長投資枠で5000円ずつにしようと思っています。うまくいったら、10年後に150万円、20年後には400万円くらいになることを期待したいですね。

　万が一失敗して大損したら離婚されるかもしれないので、投資の元手は自分のお金だけ（笑い）。夫には私のアドバイスではなく、自己判断でやってもらおうかな。夫婦どちらの方がより大きく資産を増やせるか、将来が楽しみです」

【プロフィール】
フルマユコ／ファイナンシャルプランナー。芸人。新卒で大手証券会社に勤務し、2年目でリーマン・ショックを経験。証券外務員など数多くの資格を持ち幅広く活躍。1児の母でもある。

※女性セブン2024年4月11日号