投資

「新NISAは一刻も早く始めなければ…」 芸人・FP・1児の母であるフルマユコさんが証券会社時代の“苦い思い出”から学んだ投資の鉄則

大学卒業後は証券会社に入り、営業として働いていたフルマユコさん

大学卒業後は証券会社に入り、営業として働いていたフルマユコさん

 1月からスタートした新NISA(少額投資非課税制度)。いまや成人の5人に1人が利用しており、その追い風となるかのように、日経平均株価は「バブル超え」を記録、市場は大いに沸いた。お金に詳しい人は、新NISAについてどう考えているのだろうか。

 芸人、ファイナンシャルプランナー、そして1児の母。3つの顔を持つフルマユコさん(40才)はこれから新NISAを始めるべく、情報収集の真っ最中だ。

「いま40才なので、今後20年間長期投資をすると考えれば、一刻も早く始めなければいけないと思っています。

 2023年までの『つみたてNISA』『一般NISA』には、新NISAとは違い、非課税期間にそれぞれ20年間、5年間の期限がありました。この2つを併用することもできませんでしたから、あえて手を出すタイミングを逃していたんです。

 でも、新NISAでは無期限で長期運用ができ、成長投資枠を使えば個別株なども非課税で運用できるようになった。これは大きなメリットだと考えます」(フルマユコさん・以下同)

証券会社時代の苦い思い出から学んだこと

 高いマネーリテラシーを持ちながらもこれまで投資に二の足を踏んでいた理由は、過去の苦い思い出があるからだという。

「大学卒業後は新卒で証券会社に入り、営業として働いていました。ところが、入社2年目でリーマン・ショックが起きたんです。“日経平均が1万円を切ることはないだろう”とセールスしていたのに、あっという間に7000円台まで落ちてしまった。

 当然、営業した顧客には散々叱られ、私自身も大損してしまったお客さまを見てきたので、当時は自分で投資をしようとはまったく思いませんでした。

 ただ、その経験から“もし投資をするなら、株価が落ちたときに買い、長期で運用するべきだ”という鉄則を学べました。

 長く運用していればいずれ上がるときは来ますし、値動きに一喜一憂することもなくなるからです。やはりどんなに短くとも10年は運用を続けるべきでしょう。

 日経平均が4万円を超えて話題になっていますが、私は正直、まだまだ高くないとみています。もっと上がる可能性はある。いまなら買ってもいいのではないかと思います」

次のページ:オルカンだとアメリカ株の比重が高い

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。