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スマホゲームで「課金控え」するようになったユーザーの気付き 「いずれ終了しても不思議はない」「生活費より優先順位が低い」

「いずれサービス終了しても不思議ではない」と虚しさを感じた

 スマホゲームとの付き合い方を変えた人もいる。不動産会社勤務の20代男性・Bさんは、スマホゲームへの課金は毎月一定額を費やしていたが、「サービス終了する」という経験を繰り返し、「虚しくなった」と明かす。

「サブスクサービスを見直すにあたり、毎月課金していたスマホゲームも対象にしたんです。

 私のプレイするスマホゲームは、強くあり続けるためには継続して課金し続けなければなりません。ただ、強いキャラを引いても、それは現環境での一時的な満足にすぎず、いずれは“型落ち”することも少なくないんです。

 新たな強キャラが出ると、それを引くコストがかかってしまうし、再び育成するのも面倒に感じるようになりました。しかも、これまで何度もゲームのサービス終了を経験してくると、今やっているものもいずれ終わって不思議ではないと考えるようになりました。そう思うと、お金を捨てているような気になって、なんだか冷めてしまいました」

 Bさんは、「課金するユーザーがいなくなるからサービス終了する、という理屈もわかる」と運営側への理解も示すが、「立て続けにサービス終了を経験すると、ユーザー側が虚しさを感じるのも事実でしょう」と胸中は複雑だ。

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