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土俵に埋まるカネ

【苦境の元横綱・白鵬】宮城野部屋の当面閉鎖が続くのは「2期4年」か 降格継続で失われる本人の収入は約1200万円に

窮地の宮城野親方(時事通信フォト)

窮地の宮城野親方(時事通信フォト)

 元幕内・北青鵬の暴力問題で部屋が当面閉鎖となった宮城野親方(元横綱・白鵬)が、4月3日に沙代子夫人、間垣親方(元幕内・石浦)らと転籍先の伊勢ヶ濱部屋を訪問。伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)に挨拶を行なった。「当面閉鎖」がどれほどの期間に及ぶのか、今春の相撲協会の人事から見えてきた部分もありそうだ。

 伊勢ヶ濱親方は、宮城野親方に対して「全国を回って弟子の親御さんに会ってきなさい」とアドバイスしたという。相撲担当記者が言う。

「助言を受けて、白鵬は経緯説明も含めてのお詫び行脚をすることになった。伊勢ヶ濱親方は厳格なことで知られるが、大横綱の白鵬にここまで厳しいことが言えるのは元横綱だからできること。これまでのような好き放題はできないでしょう。

 これからはすべて師匠(伊勢ヶ濱親方)に許可を取らなければならなくなる。弟子に向き合っていないという指摘を受けており、内弟子のかたちで新弟子は取れるが、あっちこっちから闇雲に集めるわけにはいかないでしょう。内弟子ばかり増えても、寝る場所もない。今回の転籍でも、弟子たちは地下のトレーニングルームを改装して寝ることになるようですからね。しかも、伊勢ヶ濱部屋預かりのかたちがどれだけ続くか、期間は未定ですからね」

 今後は、いつまで伊勢ヶ濱部屋預かりが続くのかが焦点になってくる。伊勢ヶ濱親方が来年7月に65歳の定年を迎えるため、その直前の5月場所後がひとつの目安という見方がある一方、2010年5月に名古屋場所で暴力団関係者にチケットを手配したことで北の湖部屋に吸収された木瀬部屋が、「2年後に再開」となったケースが参考になるともいわれている。

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