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【過熱する中学受験】息子の受験費用に総額500万円かけた共働きママの本音 「結果的に第3志望の中堅校に進学」でも納得したわけ

 それだけ効果があるということだろう。これだけの授業料をとって結果が出ないならビジネスは継続できないはずだ。

 さすがに週に3回は無理でも苦手な算数だけは受講させてもいいだろうと考える。中学受験は算数しだいというが、息子は苦手だった。

 結局、入塾をさせた。

「担当してくれるのは50代ぐらいの貫禄がある先生でした。授業見学ができるそうなので、見学しましたが、本当に教えるのが上手でした。図形の補助線の引き方の指導も見事で私も中学受験でこんな先生に教わっていたら全然違っただろうなあと思いました」

 子どもの扱いもうまく、普段は50代の男性を敬遠する息子も、その先生には懐いていった。3ヶ月続けても成績はすこし上がるぐらいだったが安定感が出てきたように感じた。

「成績を見る限り、5年生になると麻布なんて受験するのも無理だと分かってきました。一方で私と夫は新興の共学は合わないな、とも考えていました。伝統校の方がカリキュラムがしっかりしているように思ったんです。伝統校は男子校だから算数が難しいのでやはりそこを補強したいと思ったこともあります。どうせ通わせるなら高くてもちゃんと指導してくれるところがいいと思いました」

 また、学校から帰って、グノーブルがない日に自由にさせると、ゲームをやって終わってしまう。個別指導塾に行ってくれれば勉強をしてくれるわけで安心感があった。

「グノーブルは通塾日数が少なく、自習室もないんです。家で勉強をしろということなんですよね」

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