台ふきんを使う
「雑菌の温床になりやすい台ふきん。わが家では、キッチンペーパーとアルコールスプレーで代用しています。衛生的ですし、使い捨てなので洗浄や漂白の手間も省けます」(浅倉さん)
洗った食器の下に敷いた後のペーパーにアルコールスプレーをかけ、シンクを拭くなどして使えば無駄もなし!
シンク3点セットを置く
「水切りカゴ、三角コーナー、洗いおけの3点セットは、カビや雑菌の温床に。三角コーナーはビニール袋で代用。食器はその都度すぐ洗えば洗いおけは不要に。洗った食器は重ねたキッチンぺーパーに置けばOK」(石阪さん)
キッチンツールをため込む
「菜ばしや玉杓子をいくつも持っていませんか? キッチンツールは少ないほど探しやすく、保管スペースもとられず、洗い物も減っていいことずくめ。なるべく減らして。使わない調理器具も思い切って処分を」(マキさん)
コンロまわりに物を置く
「油汚れは時間が経つと固まり、ほこりが付着すると落としづらくなります。コンロまわりに何も置かなければ、油がかからず掃除も楽。壁などにはねたら調理後すぐ拭けば簡単に落ちるので、油はねガードも不要です」(石阪さん)
【プロフィール】
家事研究家・翻訳家 佐光紀子さん/重曹や酢など自然素材を使った掃除講座のほか、翻訳家としての経験から海外の家事事情などの研究も行う。『「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす』(光文社新書)など著書多数。
時間管理術研究家・料理研究家 浅倉ユキさん/「主婦のストレス値を下げる」をテーマにさまざまな事業を展開。「全日本ズボラ主婦連盟」の代表を務める。近著に『あな吉さんの家事をやめても愛されるズボラ主婦革命』(1万年堂出版)。
片づけアドバイザー 石阪京子さん/宅地建物取引士、不動産会社の経営者として家づくりにかかわるなか、顧客のための「片づけメソッド」が評判を呼び、現在は全国各地でレッスン・講演を行う。近著に『人生が変わる 紙片づけ!』(ダイヤモンド社)。
シンプルライフ研究家 マキさん/「ムダな物を持たない、ムダな家事はしない」をテーマに、シンプルで心地よい暮らしを発信するYouTubeチャンネルやSNSが人気。『なくす家事』(KADOKAWA)など著書多数。
取材・文/植木淳子 イラスト/なとみみわ
※女性セブン2024年5月2日号