「現金5万円を使わない」がテーマ
独身で1人暮らしのAさん。残高を気にしなくていいくらい、お金に困っていないのだろうか。
「普通のサラリーマンで、給料も特に『いい』わけではないと思います。ただ、元々節約好きというのもあって、贅沢はしないタイプ。あと、仕事が結構忙しくて暇な時間があまりなく、休みの日は遅くまで寝ているだけ。遊びに行くこともほとんどないんです。よっぽど特別な出費がない限り、毎月の給料よりも多い額を使うことはないです」（Aさん）
そんなAさんの最近のテーマは“財布の中の5万円を減らさないこと”だという。
「過剰に節約するのはしんどいですが、“現金を使わないようにする”くらいのことは心がけていますね。実は、以前はパチンコをやっていたんです。そこで現金を使っていたんですが、自分のなかで“現金を使わない”という目標を掲げることで、パチンコも我慢できるようになりました。ギャンブルでお金を無駄にしていないからこそ、残高も気にならなくなったんだと思います」（Aさん）
気づいたら残高が500万円増えていた
Aさんと同様、日頃からあまりお金を使わないというのは、神奈川県に住む会社員・Bさん（30代男性）だ。Bさんは、実家暮らしで生活費もほとんどかからないという。
「父と母と3人で暮らしています。父はまだ働いていてそれなりに収入もあり、私は家に生活費を入れていません。“生活費を入れるくらいなら貯金をしろ”と言われますし」（Bさん）
光熱費も家賃もかからない生活をしているBさん。ギャンブルなどもせず、特にお金がかかる趣味もなく、お金を使うのは外食と携帯電話料金くらいだ。
「毎月支払っているのは、サブスクが3つくらい。休みの日はサブスクで映画やドラマを観るくらいで、特にお金を使うこともない。趣味といえばゲームですね。ただ最近は基本料金無料のゲームをプレイすることが多くて、お金がかからない。
だから給料もほとんど手を付けない状態で、銀行の残高はたまにしか見ないです。先日1年以上ぶりに残高をチェックする機会があって、500万円くらい貯まっていたのを見て驚いたくらいです」（Bさん）
