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「みんな知らないんじゃないの?」企業の経費扱いの接待飲食費が「1人5000円→1万円」に増額 それでも客が戻ってこない銀座ママの嘆き

気を付けたい接待交際費の“落とし穴”

 経費を“使う側”の広告・企画関係の会社員男性・Aさんが打ち明ける。

「全然知らなかった。取引先を接待するのに、それなりの雰囲気や料理で1人5000円以下の店を探すのは本当に大変でした。接待相手が飲み放題メニューにない酒を追加で注文したり、2次会で高いウイスキーをオーダーしたりするたびに、“経理から領収書を突き返されるかも……”と心の中でビクビクしていました(苦笑)。実際にはオーバーしてしまうことも多く、接待の会食はコロナ禍明け以降も自粛気味に。1人1万円までに引き上げられたのなら、店選びの幅も広がり、心理的にも助かります」(Aさん)

 ただ、気を付けたいのは「あくまでも税務上の経費の扱い」という点だ。企業によっては、経費削減のため社内規定で接待飲食費について独自の上限を引き続き1人5000円以下と決めている場合もあるので、取引先との会食の前には、現在の社内ルールを確認しておきたい。

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