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【自転車運転の取り締まり強化】知っておきたい「自転車が走っていい場所」 基本は車道、例外的に歩道を走る際も“歩行者が優先”

歩道走行の場合は歩きスマホに注意!

 自転車活用推進研究会理事の疋田智さんが解説する。

「自転車は軽車両なので、車道を走るのが正解ですが、例外があります。混乱する人は、次の原則を覚えておきましょう。【1】自転車は車道走行が原則で、車道の左側を通行する、【2】歩道走行は例外で、その場合も歩行者が優先」

 自転車は、著しく歩行者の通行を妨げなければ、道路左側の「路側帯」を通行できる。「歩道」は、「普通自転車等及び歩行者等専用」などの標識がある場合、13才未満・70才以上・車道通行に支障がある身体障害者は走行できる。

「自転車にとって歩道は危険が多いんです。たとえば、歩きスマホの歩行者と事故になるケースも発生しています」(警察庁交通局交通企画課)

 規則を守るのはもちろん、歩行者の動きに注意することも大切なのだ。

【プロフィール】
疋田智さん/自転車活用推進研究会理事。自転車に関する著述活動で知られる自転車ジャーナリスト。博士(Ph.D.環境情報学)。学習院大学、東京都市大学、東京サイクルデザイン専門学校などで講師を務める。『自転車の安全鉄則』(朝日新聞出版)ほか著書多数。

取材・文/前川亜紀 イラスト/飛鳥幸子

※女性セブン2024年5月9・16日号

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