「日々のメンテナンスとしては、パンクを防ぐためにタイヤに空気をパンパンに入れることも大切」
週1回は空気を入れ直したい。チェーンやブレーキの状態などは年に1回、専門店で点検した方がいい。
TSマークや付帯特約をチェックして
点検とともに保険の加入も忘れてはいけない。
「2013年に小学5年生の児童が高齢女性と衝突した事故では、9521万円の損害賠償金が加害児童の親に請求されました。この事故で自転車保険の必要性が周知されました」
自転車運転者が交通ルールを守っていても、歩行者が飛び出してくるなど不測の事態は起こりうる。自転車による対人事故の損害賠償金は数千万円を超えるのが通例だ。保険への加入は考えておきたい。では、どの保険に入ればいいのか。
「まず知っておくべきは『TSマーク』。警察庁が後援する民間資格の自転車安全整備士が点検確認した自転車に貼付されるマークで、自転車の安全性が保障され、保険も付随しています」
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