ヨガと「1対2の呼吸法」でストレス解消
前出の精神科専門医・松島幸恵さんが、自ら実践しているというストレス解消法を教えてくれた。
「私はヨガ講師もやっていて、ヨガやマインドフルネス(瞑想)で、ストレスを解消しています。ゆっくり味わってご飯を食べるなど、いまこの瞬間に注意を向けて、自分の状態に気づくのがマインドフルネス。これを会得するとストレスに強くなれます。なかでもポピュラーなのが『1対2の呼吸法』。これは、静かな場所で座るか横になり、目を閉じます。次に深呼吸を始めて、たとえば、鼻から5秒かけて息を吸ったら、口をすぼめて10秒かけて息を吐く。息を吸うのに6秒かければ、吐くときは12秒かけるのです。
これを繰り返すと副交感神経が優位になり、ストレスレベルが下がります。ストレスを感じたらこれで呼吸を整え、心を落ち着かせてみてください」
【プロフィール】
松島幸恵さん/精神科専門医。池袋オリーブメンタルクリニック院長。MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定講師で、ヨガやマインドフルネスの指導も行う。
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