投資

配当株投資の達人が「35年連続増配」の花王に投資妙味を感じない理由 取得利回りを上げて「配当金ダルマ」を大きく育てる2つのアプローチ

 配当株投資を始めると、「できるだけ株価が安いときに買いたい」という気持ちが芽生えますが、株価が下がるのを待っている間に、企業が増配して、株価がさらに上がってしまう……というケースは意外によくあります(図参照)。

株価上昇中で株価が下がるのを待っていると…

株価上昇中で株価が下がるのを待っていると…

 利回りを上げて配当金ダルマを大きく育てるためには、株価の値動きばかりに目を奪われるのではなく、「自分が買えるときに買う」→「買って持ち続ける」→「その過程で株価が下がったら、さらに多く買う」……という意識を持つことが大切です。

 続いての記事では、配当株投資の理想郷とも呼ぶべき、「年間240万円の配当金」を手に入れるまでのプロセスについて解説していこう。

第3回につづく第1回から読む

※配当太郎著『新NISAで始める!年間240万円の配当金が入ってくる究極の株式投資』(クロスメディアパブリッシング)より一部抜粋して再構成。文中の株価や配当利回り、配当金の金額等のデータは、2024年4月1日時点のもの

【プロフィール】
配当太郎(はいとう・たろう):保有の9割が増配株で、受け取る配当金は年10~15%で増え続けている。著書『年間100万円の配当金が入ってくる最高の株式投資』は8万部を突破。noteでメンバーシップ「配当太郎のミソ」も運営。X(@financial1111)のフォロワー数は16万超。現在発売中の『週刊ポストGOLD 新NISAで儲ける決定版』では、具体的な銘柄とともに配当株投資の実践法も解説している。

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。