「メイクは女性のもの」というイメージは過去のもの（写真：イメージマート）
他人に好印象を与えるための就活メイクやジェンダーレスコスメなど、若い世代に浸透してきたメンズのメイク文化。K-POPの男性アイドルが軒並みメイクを施していたり、男性メイクを解説する美容系YouTuberが人気を博したりと、「メイクは女性のもの」というイメージは過去のものになりつつある。
とはいえ、初心者にとっては、どこから手を付ければいいのか、なかなかハードルが高いだろう。幅広い世代まで取り入れられる、“ナチュラル見え”するメンズメイクのポイントを、ヘアメイクもおこなっている美容師たちに聞いた。
メイクの前に美肌づくり
渋谷の美容室に勤務する男性美容師Aさん（30代）は、「美肌づくり」をすすめる。
「メンズメイクを取り入れるためには、まずは土台となる美肌づくりが欠かせません。ニキビ跡や、ギトギトの脂性肌、産毛やヒゲの剃り残しなどがあると、どれだけ綺麗にファンデーションを塗っても違和感しかなくなります。まずは、肌の状態を整えるために、基礎化粧品をしっかりと揃えて、毎日使うことです。
これからのシーズンでおすすめなのは、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸などが配合されているもの。最近では無印良品やドラッグストアでも、よいものが売られているので、化粧水、美容液、乳液を揃えて使ってみて欲しいです。あるいは安価なもので良いので、毎日フェイスパックをしてみると1週間ほどで肌質が変わってくることを実感できと思いますよ。
顔がなんだかゴワゴワしているという人は、これも市販のもので良いので定期的にスクラブをしたり、酵素洗顔を取り入れたりするのもいいでしょう。化粧水や乳液の浸透が良くなるはずです」（Aさん）
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