自宅でテレワークをしていて、電話中にトイレに行きたくなることや、トイレに入っている時に電話がかかってくることもあるだろう。もちろん断りを入れることができればいいが、なかなか言い出せない場合もあるようだ。一体、そういう時に人はどう対応しているのか。経験者にエピソードを聞いた
「なぜ、電話のタイミングでトイレに行きたくなるのか……」
メーカー勤務の20代男性・Aさんは、「電話とトイレ問題」に悩むことが少なくないと明かす。
「先方から折り返し電話を待っていて、トイレに行きたくなった瞬間に電話がかかってくることがよくあるんです。基本的に我慢できそうなら我慢して、後から折り返しますが、なかなかつかまらない相手だったり、こちらから折り返しをお願いしていた相手だと、後からというわけにもいかない。頑張って出ます」
Aさんを密かに困らせているのは、「話が長い仕事相手」だ。
「テレワーク中、クライアントがよく電話をかけてくるんです。そのクライアントはチャットツールやメールよりも電話派の人で……しかもめちゃくちゃ話が長い。雑談も多いんです。それが面白かったり、仕事につながるような話ならまだいいんですが、マジでどうでもいい雑談を広げていくんです」
先日、テレワーク中にクライアントの電話に応対していたところ、「大」をもよおしたAさん。我慢していたもののついに耐えられなくなり、トイレにスマホを持ち込んだという。
「『トイレに行きたい』なんて言える雰囲気ではなかったので、スマホを持ってトイレに急行しました。用を足す音は頑張って小さくしたつもりですが、水の音やトイレットペーパーを引き出す音はマズイなと思って、便座の上でそのまま通話……地獄でした」
Aさんは、「うっかりトイレがそばにあって、しかもスマホだから持ち込めてしまうというテレワーク環境のせい」と苦笑いだ。
「オフィスなら何らか理由を言って一旦電話を切るのに、在宅だとトイレと職場の境目まで曖昧に……。ただ先日先輩から、通話中にトイレ行きたくなった時の選択肢として、『急ぎの電話が入ったので、こちらからかけ直します』というフレーズを教えてもらいました。便利に使わせてもらおうと思います」(Aさん)